大寒波の夜に下北山スポーツ公園キャンプ場でデュオキャンプ

キャンプ

自称月イチソロキャンパー、12月に入って2度目のキャンプに12月30日から31日にかけて、奈良県の下北山スポーツ公園キャンプ場へ出かけてきました。

天気予報では近年まれに見る大寒波の予報で、雪や凍結に最新の注意を払うよう呼びかけていましたが、予報通りの大雪の中のキャンプになりました。
ワタシの車は4WDだけどタイヤはノーマルタイヤです。
無事キャンプをできるのか?無事帰ることができるのか?

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プロローグ

下北山スポーツ公園キャンプ場は、2015年と2016年の年末にファミキャンで訪れた際に
電源もあって料金も安いし嫁さんと年末の休みは
今後も来れたら良いねって話をしていたのですが
その後は息子の入試が続いたり、予約合戦に破れ続けたため行く機会を失い続けていました!

しかし、今年は運良くキャンセルの知らせが入ってきたので
「嫁さんに年末によく行ってたキャンプ場にキャンセルが出たけどどうする?」って聞いたら
「いいんじゃない?予約しておけば。」
との返事だったので速攻で予約しておきました。

・・・そして迎えた前日

一泊のキャンプなのでキャリアは使いたくなかったので、荷物を最小限に収め積載に工夫をこらしてなんとかトランク内に納めました。
後は家族4人分の着替えとクーラーボックスを載せるだけなのでこれで行けそうです。

しかしその日の夜

嫁さん:「キャンプは一人で行くん?誰か(息子)連れて行くん?」

ワタシ:ファ?「いやいやいやいやいやいやいや。みんなで行くんやろ?」

嫁さん:「は?私は行かへんで。誰か(息子)行くんなら一緒に行ってきたらええやん。」

ワタシ:「え・・・」

ということで、今回はソロキャンパーではなく長男とのデュオキャンで行ってきました。

 

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出発

12月30日朝。
ファミキャン用荷物をデュオキャン用に改め(シュラフとマットだけ降ろした)、いざキャンプ場に向けて出発です。

しかし、この日は日本全国が寒波に見舞われるため「外出の際は冬用タイヤの用意と最新の注意を」とニュースが伝えている中で、道中も強風で大きくしなった木に気持ちも萎えます。
さらに途中で寄ったコンビニでデイツが倒れて車内に灯油が漏れているのを発見…。
気分的にはもうキャンプどころではなくなっていました。

そんな気持ちの中、14時半にキャンプ場に到着。
受付でおざなりな案内を受け、キャンプ場に入るゲートのカードキーと電源ボックスの鍵とゴミ袋をもらって本日のサイトへ向かいました。

12番サイト 設営

今回我が親子がお世話になるのは電源付きオートキャンプサイトの12番。
ここは2016年にもお世話になった場所でした。

写真は2016年のもの。
12番サイトはトイレと炊事場が目の前なのでお酒を飲むワタシにはありがたい場所です(笑)
普段ならトイレの近さより景観を選びますが、このキャンプ場に景観は求めていませんので(←失礼)利便性の良いこの場所は最高でしたw

さて、到着したのが遅かったので急いで設営を始めますがめちゃくちゃ風がきつい!
リビングシェルを設営している時に吹いた強風でリビングシェルが宙に舞いました(汗)
そして…リッジポールとAフレームが曲がってしまいました。
幸いなんとか使える状態だったので設営はできましたが。

同時刻、同じ奈良県内の白川渡オートキャンプ場で設営していた妹たちから、強風でランドロックがひっくり返りポールが折れたのでキャンプは諦めて帰るとの連絡がありました。
さらに妹からの連絡では、白川渡オートキャンプ場では近くのピルツが強風で飛んで幕内のモノが飛んでいったり、ポールが折れて倒壊したりと阿鼻叫喚の地獄絵図だったようです。

この時、自分も帰ろうかと少し悩みましたが設営もすべて完了した時点だったのと、息子にキャンプしたいか聞いたら「キャンプしたい」と言うので、このまま続行することにしました。

焚き火をしないキャンプもたまには良いもんだ

ファミを想定していたので、幕はリビングシェル+インナーテントを準備していました。

設営が完了しました。
焚き火を始めようと思いましたが、風がきつく寒いので幕を締め切りレインボーストーブを付けぬくぬくの幕内で過ごすことにしました。

強風の中四苦八苦しながら設営を終え、ようやく一息つくことができました。
これでもうキャンプをやめて途中で帰ることもできません。
腹を決めてキャンプを楽しむことにします。

その横では息子が宿題に励んでいます。

きなりの湯

息子の宿題が一息ついた17時頃、キャンプ場の施設内にある温泉「きなりの湯」へ湯浴みにでかけました。
あまり遅いと混み合うらしいので密を避けて早い目に行くことにしたのです。

温泉はお肌がぬるっとする感じのお湯で、冷え切った体がぽっかぽかに温まった後はサイトに戻り夕食の準備に取り掛かりました。

夕食

普段のソロキャンプでは簡単に鍋ですませていますが、今回は息子が一緒なので趣向を変えて

うどんすきにしました(爆)

幕内に篭もりきり、動画を見ながら過ごすキャンプもいいものです。

親子水入らずでのんびり過ごしていると幕を叩く音がしてきましたが、雨音とは少し違います。
外を覗いてみると。

予報通りの雪が降り始めていました。
このまま振り続けて積もるのかな?
もし雪が深く積もったら・・・か、帰れるのかな(汗)

そんな不安を抱えつつこの日は寝ました。

翌朝

一面銀世界です(爆)

軽く20cmは積もっています。
やばいです。これは帰れそうにないです。

ワタシの車は4WDですが、タイヤが…

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サマータイヤのままなので、このままの状況では帰れません。

天気予報ではこの後は晴れ予報なので雪が溶けるのを待って帰ることにしました。

撤収

外気温は最低で1度ぐらいで、そんなに冷えなかったようです。

下北山スポーツ公園キャンプ場のチェックアウト時間は11時です。
チェックイン時にチェックアウト時間は絶対に守るよう釘を差されます。
なのでさっと食べてさっと片付けられるよう朝ごはんはカップラーメンで済ませ、着々と撤収の準備を進めますが…。

雪はずっと降り続いています。
「やっべー…更に積もるなんてこと無いよな。」と心配する父とは反対に

息子は久しぶりに見る大雪にテンションが上っているようでした(笑)

撤収を進めていると予報通り雪はやみ、積もっていた雪もだいぶ溶けてきました。

10時過ぎに全て片付けを終えチェックアウトの手続きが終わる頃には、もう完全に地面が見えていました。
なんとか帰れそうな雰囲気ですが、問題は山奥の標高の高いところの状況です。

ライブカメラで逐一状況を確認しているのですが、撤収が終わった時点ではこんな状況。

いやー完全に帰れる気がしません(爆)

帰り道

自宅に帰る一番最短距離になる奈良の山越えは完全に無理なので、帰り道は一路太平洋を目指しました。
キャンプ場から169号線を南に向かいます。

169号線を南に向かうと、予想通り雪なんて降ったの?といった感じで山肌に残る雪がかろうじて昨夜の大雪の名残を感じるぐらいで道路には全く雪は残っていませんでした。
なので、なんの問題もなく車を走らせて帰ることができました。

ただ・・・えらい遠回りの帰り道になってしまいましたけど^^;

今回はこんなルートになりました(汗)
流石に高速道路を使い15時には無事自宅に帰り着きました。

そして、雪の上がったベチャベチャの状態で撤収したあとはお約束のゴミ袋撤収のお片付けを済ませ2020キャンプ納めは終了しました(汗)


 

- fin -

キャンプレポート
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BoysCAMPtheMidnight

Comment

  1. しく より:

    あら〜、これは大変でしたが・・・絵的には最高ですね(笑)
    ここまで完璧な雪中キャンプはなかなか出来ませんからね〜
    しかもサマータイヤで(爆)

    それにしても奥様の危機回避能力は流石ですね
    私は行かへんで・・・っていうのが、また最高です(笑)

    いや〜、いい思い出になりましたね

    • edi より:

      しくさんコメントありがとうございます。

      いやー、ここは日本でも南端の方なので南の方に行けば大丈夫だろうとは思ってましたが
      実際まさかここまで積もるとは思ってもいませんでしたので少々焦りました^^;

      嫁さんの危機回避能力…確かにすごいかもw
      現場で今回はファミじゃなくってよかったって思ってました(爆)

  2. zero21kei より:

    明けましておめでとうございます。

    雪中キャンプは楽しいけど、タイヤが無いと移動が辛いですね(笑)
    雪用タイヤとは行かないまでも、せめてチェーンは用意した方が良さそうです。

    色々あって父子キャンプとなったようですが、結果として思い出深いキャンプになったようですね。

    • edi より:

      zero21keiさんあけましておめでとうございます!

      今回はまさか?の雪中キャンプになりました。
      しかし、雪は降るかと思ってましたが、こんなに積もるとは想定外でした(汗)

      来シーズンあたりスタッドレス検討してみようとかな?

      本年もどうぞよろしくお願いします。

  3. ヒロスケ より:

    明けましておめでとうございます。下北山スポーツ公園は行ってみたいキャンプ場なんですが、こんなに雪が降ることがあるんですね。お疲れさまでした。

    • edi より:

      ヒロスケさんコメントありがとうございます
      返信が遅くなり申し訳ございません(汗)

      下北山スポーツ公園キャンプ場は冬に何度か行ったことがありますが、冬に氷点下に下がることはあっても
      こんなに雪が積もることは本当に稀なことだと思います。
      えらいときにあたってしまいました(爆)

  4. そうへ より:

    明けましておめでとうございます!衝撃の年末雪中キャンプからスタートですね(笑)
    低地の雪中は幕に雪が張り付いてビチャビチョになるので出来れば避けたいところです(笑)
    そしてその前に風がありましたか。私も同じ日にモーグ 建てようとしてかなり必死になりました(笑)
    にしても息子さんまだついて来てくれるんですねー。そんな関係憧れる。
    あ、スタッドレス、私は超格安アジアンですが、未だ雪道走れてません(笑)

    • edi より:

      そうへさん あけましておめでとうございます!

      雪は多少積もるかと思ってましたが予想外に積もって、ちょっと焦りました^^;
      しかし、雪よりもやっぱり風がやばかったですね。
      必死に支えていても浮き上がってきて大変でした(爆)

      キャンプには長男はタイミングが合えば付いてきてくれますね。

      スタッドレスは雪道は知ってなくても事前に準備されているのは流石ですね。
      アジアンのスタッドレスも候補に入っているので、ぜひ雪道は知ってレビューお願いします!
      (ちなみに、自分の車4WDだけど一度も使ったことないっすwww)

  5. 八兵衛 より:

    おくればせながら、あけましておめでとうございます!

    果樹栽培が盛んで比較的温暖な気候の下北山でこの雪ですか!?
    驚きです!お疲れ様でした。
    結果的に、かもしれませんが
    息子さんとの思い出深いデュオキャンになったでしょうね(^^;

    帰り道の大迂回は大正解だと思います。
    それでも名阪国道の途中では標高500mを越える
    ふだんから天候の悪い区間がありますが大丈夫でした?

    では、本年もヨロシクお願いいたしますm(_ _)m

    • edi より:

      八兵衛さんコメントありがとうございます。

      そうなんです。あの下北山でこの雪なのですw
      自分は帰りが心配でしたが、息子は久しぶりの大雪に高校生ながら楽しんでいました(笑)

      名阪国道は山間部は山肌に雪は残っていましたが交通量が多いのか、道には雪の痕跡は全く残っていなかったです。
      本当は、より安全に紀伊半島を大きく回って阪和道から帰ろうかと思ったのですが、キャンプ場を出てすぐの道の雰囲気で伊勢自動車道と名阪国道で問題なしと判断しましたw

      こちらこそ本年もどうぞよろしくおねがいします^^

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